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Jin 佐伯仁志
2021.10.20 11:50
★世界一幸せな女
(有料note記事 今回はほとんど全部無料)

 
埼玉、栃木、山梨、と慣れない車で回ったら腰が砕けてしまったJinです。

昨日、這うようにして京都に戻って来ました。家に帰るとほんとにホッとする。

旅の好きなのに家も好きだな。



さてそんな昨日は帰ってきて色々片付けながら、見るともなしにテレビつけてたら

中京テレビのADさんが「お店の2階に自宅のある食堂は安くて美味しい」という仮説検証の旅に出てて、それがまぁ面白くでじーーっと見てしまってたのですが、

そこで、汚ったない焼きそば屋さんの女主人さんが、トドのように寝転びながら言ったセリフがタイトルの


「わたしは、世界一幸せな女だと思うわ」


でした。


今日はそんなお話を。





うろ覚えで思い出しながらなので実際とは違う箇所も多いと思うけど「印象」で書きますね。


まあ、その番組では、自宅兼食堂のお店がいくつか紹介されてて、もう、6〜7人前の盛りのお蕎麦で1,000円ちょっととか、

生姜焼きや唐揚げが溢れるほど盛られて1000円ぐらいとか、タッパもらって持って帰ってもいいとか、

撮影してたひとに、朝メシ食べろと言って蕎麦の山盛りと海鮮丼の山盛り出してさあ食えとか笑

取材に来たそのひとを何日も勝手に自宅に泊まらせて「弟子」として蕎麦打ちを教えてる間に仲良くなって「俺を越えたんじゃねえか」とか言っちゃって、別れの時は寂しそうだったりするガンコじじいとか。


いや、ほんと、自由なおじさんおばさんが満載でほんとすごかった。


で、その「世界一幸せな女」のおばちゃんちも、ほんともう、きたな〜い自宅兼焼きそば屋さんで、もう50年以上続いてるお店。

テレビ局のひとを居間に上げて、洗濯物が干してあるだらけで、「この貰い物を仏壇にあげておくれ」とか、仏壇に供えてある供物を齧ってまた戻すとか、

あれ食うかい、これ食うかい、と訊きながらシュークリーム食いはじめたりと、もう、可笑しくて。


何十年も続くそのお店、もともとご主人がやってたけど、先立たれてそこからもう10年以上やってて、

近所のひとが集まってきて、飯食って、そのままそこの座敷でゴロゴロ寝てたり、毎日来てたり、歯を磨いてたり、ほんともうただの家(笑)

で、安くてうまい、と。


全然儲けてない感じで、そこまで紹介された店がほんとみんなそんな感じで、人目とか、見た目とか世間体とかよりも、うまいもん作ってうまいって言ってもらえるのが本当に幸せそうで。(ほんと多くの人がゴロンと寝転んだままの姿でインタビューに応えてる)


そのお母さんも、旦那さんに先立たれたけど、お店は残ってて、近所のみんながなんやかんやと手伝いに来てくれて、

そして

「本当に困った時は誰かが助けてくれた、ほんとに私は世界一幸せな女だなと思う」


と。


生前の2人の写真が本当に楽しそうで朗らかで、それ見ててほんとに、何ができるからいいとか素晴らしいとかっていうことよりも、


なんとかなる、とか
誰かが助けてくれる、とか


そういう、自分はなんとかなるし助けられる、と思えることが大きな安心と幸せを感じるんだろうな、と思いました。


そしてそのためには、やっぱり、

なんでもかんでも自分でやろうとか
やれてすごいだろ、とかではなく


カッコつけず意地も張らず、自分のダメさを弱さを曝け出していくコトが必要なんじゃないかなとも思う。それがカッコよく見えた。


とはいえ、自分のダメさを責められてきたひとはなかなかそうもいかないとも思うのね。

でも、そう言う人こそ、もう一度そこに飛び込んでいくことが大事だと思うのです。

ほんと、この人たち、もうかってもないし、これからのことを考えると「ふつう」大変な思いするのかも、なんて風に考えると、きっと「もっとがんばらなきゃ」って方向に行っちゃうかもだけど

そんなことより、目の前のひとの、自分の楽しいやりたい幸せを追いかけることの方がやっぱり大事だよなー、と思うのです。

>>>> ちょっとだけ機内限定おまけ
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